真木ことみ｜こぶしで魅せる本格派！円熟の歌声に迫る

真木ことみの来歴｜演歌界を彩った軌跡

デビュー前

神奈川県の自然豊かな山間部で生まれ育ちました。演歌好きの両親の影響で、幼い頃から演歌歌手になることを夢見ていました。小学生の頃から人前で歌い始め、高校時代にはカラオケ大会で最優秀歌唱賞を受賞するなど、その才能の片鱗を見せます。テレビの高校生大会でA賞を受賞したことをきっかけに、本格的に歌手への道を歩み始めました。

デビューと試練

1993年3月19日、ポニーキャニオンより「橋」でメジャーデビューを果たします。しかし、デビュー当時は持病の動静脈瘤により左足が不自由で、松葉杖をついて歌うという壮絶な状況でした。デビュー直前の1992年5月には、左足膝下を切断する大きな手術を乗り越えています。逆境に屈しない強い意志と確かな歌唱力で、同年10月には第26回新宿音楽祭で敢闘賞を受賞しました。

日本クラウンへの移籍と活躍

2000年に日本クラウンへ移籍し、移籍第一弾シングル「まこと酒」をリリース。力強い低音の魅力が光る本作を皮切りに、「いのち川」「こころ舟」など、女心の機微を歌い上げるヒット曲を次々と発表します。また、元プロ野球選手の中畑清氏が応援団長を務めていることでも知られ、デュエット曲「ときめいて乾杯」も話題となりました。ラジオパーソナリティとしても活躍し、チャーミングな人柄で人気を博しました。

現在

2022年にデビュー30周年を迎え、記念シングル「くれないの糸」をリリース。2023年には大阪で30周年記念コンサートを開催するなど、精力的な活動を続けています。長年の経験で培われた円熟の歌声と表現力は、今なお多くのファンを魅了してやみません。最新曲「終着の宿」でも、”ことみ演歌”の真骨頂を見せつけており、本格派演歌歌手として、今後ますますの活躍が期待されています。