山内惠介

山内惠介の来歴｜演歌界の貴公子、その飛躍の軌跡

出発と原点（〜2000年／デビュー前）

福岡県糸島市に生まれた山内惠介は、美空ひばりの大ファンである母親の影響で、幼い頃から演歌に親しんで育ちました。1999年、高校1年生の時に出場した地元のカラオケ大会で、作曲家・水森英夫の目に留まりスカウトされます。これを機に、福岡から月に一度上京してレッスンを受ける日々が始まりました。高校2年生の時に本格的に上京し、2001年のデビューに向けて、憧れの歌手への道を歩み始めます。

デビューと貴公子の誕生（2001年〜2014年）

2001年4月18日、「ぼくはエンカな高校生」のキャッチフレーズで「霧情」で鮮烈なデビューを果たします。当初は北海道を拠点とした地道な活動でファンを増やし、2009年にリリースした「風蓮湖」がロングヒットを記録し、全国的に注目を集めるようになりました。また、NHKの歌番組の企画で北川大介、竹島宏と共に結成したユニット「イケメン3」での活動も大きな話題を呼び、その端正なルックスと爽やかなキャラクターで「演歌界の貴公子」としての地位を確立しました。

紅白初出場と飛躍の時代（2015年〜2020年）

デビュー15周年となる2015年、シングル「スポットライト」のヒットが大きな転機となります。この年の第57回日本レコード大賞で「日本作曲家協会選奨」を受賞し、大晦日には念願だった「第66回NHK紅白歌合戦」への初出場を果たしました。これを皮切りに、毎年連続で紅白出場を続け、名実ともにトップ歌手の仲間入りを果たします。「さらせ冬の嵐」や「唇スカーレット」など、ヒット曲を連発し、2020年にはデビュー20周年の集大成として、初の日本武道館公演を成功させました。

進化し続けるエンターテイナー（2021年〜現在）

デビュー20周年を越え、その勢いはとどまることを知りません。毎年開催される全国ツアーは各地で大盛況となり、歌だけでなく華やかな衣装やステージングで観客を魅了し続けています。2024年2月には「紅の蝶」を、2025年にはデビュー25周年記念曲「北の断崖」をリリース。 さらに同年7月には椎名林檎が作詞作編曲を手がけた「闇にご用心」を配信リリースするなど、ジャンルの枠を越えて進化を続ける姿は、多くのファンを惹きつけています。 国民的歌手として、演歌・歌謡界を牽引する存在として、今後のさらなる活躍が期待されます。